ドラえもんって「サステナビリティ」とすごく相性がよさそうですけど、いざそれっぽいデザインに落とし込もうとすると意外と苦戦するタイプのコンテンツのようです。
資生堂「エリクシール」は、プラごみ削減を目指すグローバルサステナビリティキャンペーンの一環として、2022年7月21日に「ドラえもん」コラボデザインの化粧水&乳液セットを数量限定で発売しました。見てのとおりなかなかいい具合にカワイらしさがありつつ、でも子どもっぽすぎない絶妙なバランスに仕上がっております。エリクシールユーザーの「私はもうオトナ、でもオバさんでもない。」意識にうまくあわせにきている感があります。

画像出展:資生堂オンラインショップ https://www.shiseido.co.jp/sw/c/products/SWFG070210.seam?zbr=5W&p=1
ところで、肝心の“サステナビリティ感”はというと。う~ん…色付けのないあたりなどからそういう雰囲気も受け取れなくもないですが、「言われてみればそう見える」程度にとどまっていると思います、本体ボトル容器だけを見ると。
一方で、そのセット箱や店頭ツール類を見ると、エコっぽい素材の定番“クラフト紙”表現がしっかりと全面的に活用されていて、「こちらはいい感じにサステナってるね」といった印象です。
▼うっすらとクラフト紙素材感が表現されたセット箱

画像出展:ワタシプラス資生堂150周年記念 Special Topics Webサイト https://www.shiseido.co.jp/cms/onlineshop/150thanniversary/i/2022/
※店頭プロモーション展開画像は会員ログイン後にチェックできます。
「ドラえもん」コンテンツの持つ世界観自体は、サステナビリティという概念とすごく相性がよさそうに見えるのですが、いざ言葉に頼らずにデザインだけでそれを表現しようとすると、「あれ…なんか難しくない?」となっちゃった結果が、このごく定番的なクラフト紙素材の活用に落ち着いた要因であるとも読み解けます。
ちなみに、ドラえもん×サステナビリティというと、真っ先に思い浮かぶのがユニクロが展開する「ドラえもんサステナモード」なのですが、こちらにいたってはドラえもんを緑色にしちゃってます。いや、それはミニドラでしょーがとオジさんオバさんたちは言うかもですが、違います。正真正銘のドラえもんの色を変えています。つまり、ドラえもんがドラえもんたる“らしさ”の中核ともいえるあの青色を捨て去ってまでこう表現しなければならなかったこのユニクロの展開を見ても、「あぁ、ドラえもんという素材そのままではサステナビリティ表現って難しいんだなぁ」と実感させられるわけです。
▼ユニクロはドラえもんを緑色にしてそれを表現

画像出展:ユニクロ「UNIQLO Sustainability / THE POWER OF CLOTHING」特設サイト https://www.uniqlo.com/jp/ja/contents/sustainability/
ところで、エリクシールは昨年2021年からドラえもんとのコラボを展開していました。ただしこの力の入った限定企画品の展開は1年以上経ったこのタイミングが初めてです。もうちょっと早く展開してもよかったのになぜなのか?その背景には...
