食品の値上げや内容量が減った話って、身近な商品であるほどセンセーショナルな話題になりがちですよね。今回はみんな大好き「チョコパイ」がそんなネガティブインパクトにひっそりと立ち向かっているというお話です。
ロッテが「大きくなっちゃった!チョコパイが当たるキャンペーン」を実施しています。当選者はなんと通常の8倍のサイズのチョコパイがもらえるようです。おぉ~、デケー!見て―!かぶりつきてー!って思うじゃないですか。…でもこれ、箱の話だそうです。

画像出展:ロッテ「大きくなっちゃった!チョコパイが当たるキャンペーン」特設サイト https://www.lotte.co.jp/entertainment/campaign/ookinapiecp2206/
実際のところは「箱が8倍サイズ」という話のようです。中に通常サイズの箱が8箱入っているとのこと。たしかに言われてみればキービジュアルでも箱しか載っていません。
まぁ冷静になってメーカーの事情(製造ラインのこととか)を考えたら、こんな単発プロモーションのためだけに規格外商品をつくることなんてありえないことはわかるのですが…。とはいえこのキーワードやキービジュアルからうけるファーストインプレッションからの実態を知ったとたんのガッカリ感は否めません。ま、最終的にはチョコパイ8箱もらえるだけでも嬉しいっちゃ嬉しいのですが。
ところで、つい先日、ロッテのお菓子の一斉値上げが発表されました。チョコ菓子、ビスケット菓子、ガムなど、71品目が2022年9月1日出荷分から順次値上げされるとのことです。ご時勢柄、ロッテに限った話ではないものの、やはり大手メーカーで品目数もそこそこ多いとなると、どうしてもセンセーショナルな話題として各メディアでも取り上げられがちです。
そういったニュースの記録は、もちろんながらインターネット上にも残るわけで、運が悪いと検索上位にあがってきてしまう状況にもなり、企業にとってはネガティブキャンペーンになってしまいます。
また、その記録をインターネット上から消去させることは「デジタルタトゥー」という言葉があるように不可能と言われており、一般的には、それを打ち消すようなより強い話題(拡散されやすい話題)をブチ上げて過去の記録を薄めてしまうのが現実的な対策であると言われています。
今回のこのキャンペーン、テーマ的にも、タイミング的にも、そんな戦略が背景にあることが推察されます。「値上げ」というネガな話題を「大きくなった」というより強い話題で打ち消したいと。完全に打ち消すまではできずとも、「値上げしたけど大きくなった」という伝わり方に変換されれば、それでも十分に御の字なわけです。
なお、同時に値上げ予定のパイの実でも、「パイの実 大・大・大収穫祭キャンペーン」という施策をほぼ同時期に打ち出しています。ここにも同じ狙いが垣間見えます。
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