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【ティルティル】万引きを抑制し、○○維持にまで寄与する、秀逸なキャンペーン設計

ティルティルジャパン「TIRTIR MASK FIT RED CUSHION」

ただでさえ化粧品は万引きされやすいのに、ジャニーズアイドルの景品抽選券なんて付けようものなら、とてつもない万引きフォースがそこに発生してしまうのです。

 

韓国コスメブランドのTIRTIR(ティルティル)が、ジャニーズアイドルグループ「Sexy Zone」佐藤勝利のオリジナルカードミラーが当たるインスタントウィンキャンペーンを実施しています。対象商品購入のうえ、パッケージに貼り付けられたシールをめくって当たりが出ると、その場で(=そのお店で)その景品がもらえるというもののようです。そのさわりの説明だけ聞くと、店舗関係者ならば恐怖に震えると思います。その恐怖とは、万引きが多発する恐怖です。

画像出展:ボーノ相模大野ショップブログ https://bono-sagamiono.jp/blog/detail.php?scd=000288&bid=9135

 

言うまでもなく、化粧品は万引きされやすい商品の万年上位ランカーです。何十年にもわたり世代を越えて脈々と、万引き(され)界をけん引する、もはや殿堂入りな商品カテゴリと言っていいでしょう。

はたまたジャニーズに関しては、推しのためならなんでもする(なんでもしてしまう)一部の過激派ファンが存在することで有名です。もちろんすべてのジャニーズファンがそうであるというわけではありませんし、また、ジャニーズに限らずあらゆるアイドルファンに同様の過激派が存在するのも事実ですが、ジャニーズはどうしてもその母数が大きいために目立ってしまいがちという話ですが。

 

安心してください、もちろん手は打ってあります。

そんなリスキーなコラボ商品を、何の対策も講じずに売場に置くようなことはまず実現できるわけがなく、一般的に高価格帯の化粧品などでよく見かける空箱に置き換えるパターンや、それがない場合はレジ近くなど常に店員さんの目が届く箇所に置かれることが多いわけなのですが、それらのオペレーションは結局のところお店側の負担の上に成り立つものであるわけで、できればお店としてその負担を避けられるならば避けたいですし、メーカーとしてもそれが回避できるのであれば経費削減も見込めますし、何よりそんなお店マターの措置が必要ないということは小売に対しての絶好のアピールポイントにできるわけです。

今回のこのTIRTIRは、商品現物を、しかもレジからも離れた箇所で陳列できていたのです。そのカラクリはというと、「当たったら購入レシートをもって交換に来てね」というルールを設けたことです。この条件により、盗品での当たりは交換できないため実質的に無効化されることになり、景品を目当てとした万引きは大きく抑止できるという仕組みであるわけです(実際には抜け道はありますがそれはここでは書かないこととしますが)。

 

この仕組みのもう1つのメリットは「そのあと」にあり

実はこの仕組み、メーカーにとってはもうの1つの副次的なメリットがあります。それは...

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