100万人のフォロワーがいるTwitterインフルエンサーと、同様に100万人のフォロワーがいるTitTokインフルエンサーがいるとします。オンライン-店頭を連携させるプロモーションに活用するとしたら、どちらのほうがより高いパフォーマンスを発揮するでしょうか?もちろん商材との適性やKPI定義にもよりますが、ある条件下では明確な有意差が出そうです。
ヘアケアブランド「SIRTFL CC」が人気TikToker「セロウンブログ」とのコラボし、それが店頭でもアピールされていました。少し前に流行ったワードですが、O2O(Online to Offline)の中でもオーソドックスなやり口といえるものです。
おそらく多くのオジさんオバさんたちはご存じないと思いますので、この「セロウンブログ」をザックリ説明しておきますと、日本人男子×韓国人女子による国際カップルインフルエンサーで、そんな男女の日常生活の出来事やカルチャーギャップをオモシロおかしく配信する内容が若い人たちにウケているようです。
もとい、ちょっとおおざっぱにくくりすぎたのでもう少し厳密にいうと、若い“陽キャたち”が正確です。主たる活動メディアがTikTokとInstagramであるというところもそれを物語っています。
出展:SIRTFL CC ヘアケアシリーズサイト https://www.shinyakoso.com/sirtfl/cc/
どうでもいいのですが、この手のカップル系配信者は、破局しちゃったらどうするんだろ・・・と、オジさんはよけいな心配をしてしまう次第です。けっこうそれで問題になっている元カップルたち(それ以前にそもそもカップルですらありませんでした~的なビジネスカップルたち含む)も多いようですが。
ところで、一般的にO2Oと言われる手法にも、それをやるのに適したヒト×モノ×バショの組み合わせがあります。とくにその中でもヒトの要素は影響が大きく、たとえば同じ数のフォロワー数を抱えているインフルエンサーでも、そのフォロワー層がどういうタイプの人たちなのか?によって有効性が大きく変わってきます。そういう視点で見ると、今回のこのSIRTFLブランドとセロウンブログとのコラボは学びになる部分が多いです。
このセロウンブログのメインフォロワー層は前段でお話ししたとおり「陽キャたち」です。陽キャにもさまざまな定義があり、捉えかたによってそこに含まれる人々の範囲も変わりますが、今回のこの件では、「陽キャ」と聞いて誰もが真っ先にイメージするあのド真ん中なイメージの人たちを指すこととします。
そして、ステレオタイプとお叱りを受けるかもしれませんが、一般的かつ定量的な話として、陽キャは陰キャよりも...