「サステナブルさ」はターゲットに刺さらないことをわかっていながらも、世の中のヘンな空気感と、上からの指令でそれを差し込まなければならない、企画ご担当者各位の心中お察し申し上げます——。ナムナム。
世界を旅するようにコーヒーを選ぼう——。そんなブランドコンセプトをいっそう強化し、定番品も半分以上をリニューアルしたUCCの「ドリップポッド」シリーズ。産地ごとのコーヒーの個性訴求の強化や、今流行りの「サステナブルな原料調達」などのテーマを取り入れ、ブランディングを一新させる動きを見せています。

出展:UCC「ドリップポッド」ブランドサイト https://www.ucc.co.jp/drip-pod/
ブランドサイトを見てきたのですが、「本来ならば“サステナブルさ”なんてアピールに盛り込みたくないんだけれど、とりあえず世間体をふまえてその点もしっかりアピールしなきゃならぬ…」という、いま多くのマーケ担当者にとって悩ましいバランス取りの苦悩がチラホラと見受けられる内容になっています。
とりあえず、UCC独自のサステナブルな原料調達基準をクリアした新アイテムも投入されているそうなので、「ほんとはそこじゃないんだけどなぁ~」というアピールポイントのズレを感じつつも、上からそこはしっかりアピールせぃとの指令がでているなかで、うまいことバランスをとっている感じです。
それもそのはずで、「サステナブルなコーヒーだから買う」なんて人はほぼいませんから。そこを前面に打ち出したら「コーヒーを通して世界を旅したい」というブランドのコンセプトと、ターゲットたちのコアたる購買意欲を削ぎかねません。でも売上が悪かったら自分の責任になるので、何とかせにゃならん…。難しい調整だったのだろうとつい慮られます。
いやはや、とりあえず猫も杓子も「サステナ」を謳わなければいけない今の世の空気感がなんとも居心地悪しです。コーヒーくらい美味しさだけで飲ませてくれよと…。サステナ活動は黙ってやってればいいじゃないかと…。
※ちなみに、会員ログイン後画面に自宅コーヒー選びの意識調査結果も貼っておきます。
そんなサステナの話はそこそこに盛り込みつつ、ひとまずはこのDRIP PODブランドのアピールの主軸は「世界を旅する~」のコンセプトに沿った内容にうまいことチューニングされていたので、他人事ながらホッとした次第です。
で、そんなブランドサイトや店頭販促では...
