クレディセゾンの「永久不滅ウォレット」が、永久不滅であるはずなのにサービス終了するとのことで、ネット民たちから総ツッコミを受けております。
クレディセゾン社への問い合わせによると「永久不滅のウォレットという主張ではない」とのこと。もともと存在する「永久不滅ポイント」からの派生サービスであるためらしいです。
それって、“派生”さえさせれば何言ってもいいということになってしまうのでは…
これ聞いて悪いこと思いついちゃったアナタ。ご利用は計画的に。
参考:ITmedia NEWS 2023.8.29 『「永久不滅ウォレット」終了へ セゾン「永久不滅のウォレットという主張ではない」』
言いかたや見せかただけでうまく売ることを研究しつづけている我が社の「言いかた研究員」が見つけた、最旬なズルい(=巧い)言いかたプロモーション事例を、業界横断型でご紹介します。【2023年8月最新情報】
リステリンは、かねてからアピールしてきている「殺菌力」に加えて、「悪玉菌」キーワードの訴求もはじめてきました。
腸内細菌などですでにお馴染みとなったこのキーワードは、ヨーグルトや納豆などの腸活系フードたちによる頑張りのおかげで、誰もが聞いた瞬間に“悪いやつら”と認識できる環境が整いました。そのピンとくる、分かりやすさを応用しようというのが1つめの狙いです。
出典:「リステリン」ブランドサイト https://www.listerine-jp.com/
もう1つの狙いは、消費者の「菌リテラシー」向上への対応です。腸内も、そして口内も、そこにいる全ての菌が悪いものであるとは限りませんよね。
むしろ人間にとって良い働きをしてくれる常在菌などもいる、というのが一般消費者にとっても当りまえの知識になりました。
つまり「殺菌」では、菌であるというだけで良い菌まで無差別に殺してしまうことになってしまうではないか!大丈夫か!?と消費者たちが抱きかねない懸念に対する対応策であるとも言えます。
言いかたは、受け手の知識レベルにあわせて適宜アップデートさせなければならない、という学びが得られる施策ですね。
次は、ソーダメーカー「sodastream」の売場で見かけた、商品を魅力アップさせるためのひと工夫です。展示品に氷を入れてキンキンに冷やし、意図的に結露させています。
その視覚的&心理的効果は…もはや言うまでもありませんね。語るまでもなく誰もがわかる演出は、優秀な演出である証です。
例えば、スーパーなどでよく見かけるソフトドリンクなどの試飲販売。あれ、常温で置かれたペットボトルからぬるいジュースを注がれることも多いですよね。
あるいは冷やしてあったとしても、発泡スチロールとか、アウトドア用クーラーボックスとか、結露とは無縁な容器に入れられているパターンばかりです。
それが、氷たっぷりキンキンで結露したドリンククーラー(透明プラスチックやステンレス製)から取り出されたらどう感じるでしょうか?
とくに夏場なんかには、魅力5割増しくらいに見えちゃいそうですよね。結露演出ってあながちバカにできません。
出典:https://www.amazon.co.jp/SXLIGHT/dp/B0B56RYSBB
化粧品メーカーのちふれは...