日本に住む外国人にとって、なかなか理解できない日本の習慣の一つに、スーパーなどの店頭でおこなわれている資源物回収があるようです。もとい、正確には“何の見返りもない”資源物回収です。「ナゼ 1円モ、モラエナイノニ、ソンナコトヤッテルンダイ?」と。
諸外国でもスーパーなどでの資源物回収はあるようですが、資源物を持参したら換金(あるいは買い物券などと交換)されるのが一般的なようです。一方で日本ではほとんどの場合、何のリターンもなし。それどころか、細かい分類にはじまり、牛乳パックなどにいたってはキレイに洗って、乾かして、丁寧に切り開き、それをわざわざお店まで持参して、そこまでやって0円。まるで何かの懲罰でも科せられたかのような“奉仕活動”を、なんの見返りもなしに自主的におこなっている状況が、外国人からしたら不思議でならないようです。

ところで話は変わりますが、プレステージスキンケアブランドのSK-IIが、空ボトル返却プログラム「CHANGE DESTINY for EARTH」を本格始動させたようです(2020年から一部店舗で試験的に運用していたものを全国展開化させたものとのこと)。

出展:SK-II「CHANGE DESTINY for EARTH」特設サイト https://www.sk-ii.jp/mottainai
SK-IIの容器の大半は、リサイクル可能な素材であるガラス製である点を活かし、製造過程でリサイクルガラスを使用することで地球環境保護に役立てるとのことです。
ただ、ガラス瓶のリサイクルといえば、ビール瓶のようにそれをそのまま再利用することをイメージするのですが、そうではないようです。あくまで「リサイクルガラスの使用」とのこと。さすがにプレステージブランドで“まま再利用”はさすがにねぇ…といったところでしょうか。環境保護も行き過ぎるとブランドイメージを毀損しかねないので難しいところです。

なお、この返却プログラムでは、空ボトル1本回収につき500ミラクルドロップ(SK-II独自ポイントで、一定数貯まるとSK-II商品との引き換えが可能になるもの)がもらえるようです。

出展:SK-II「CHANGE DESTINY for EARTH」特設サイト https://www.sk-ii.jp/mottainai
さすがにスーパー店頭の資源物回収のように「持ってきてもいいけど何もやらん」方式ではないようでホッとしましたが、その根底にある狙いどころは同じであると思われます。
ちなみに、このプログラムの付帯条件として以下のようなものがあります。原文ママです。
空ボトル1本返却に対して500ミラクルドロップを付与します。ただし付与対象となる上限は、7日間で3本(1500ミラクルドロップ)までです。7日間で4本以上ご返却いただいた場合でも、ボトルの回収は行いますがミラクルドロップの付与は発生しません。
要するに「溜めすぎずにこまめに持ってきてや」ということだそうです。う~ん…どう考えてもまとめて持参したほうがいろいろと“エコ”だと思うのですが、なぜこのエコな施策で、こんなエコじゃないシバりを設けるのかと考えると、答えは明白です。
これは...
