推し様に失礼のないよう、身も心も清めて詣でさせていただきます――。という参拝に近い心理なのだと思います。表層的には。
そんな推し活に邁進するアイドルファン心理にうまくあわせてきているのがこのファイントゥデイ資生堂メンズビューティ用品の「推せる自分で会いに行こう。」プロモーションです。このキャンペーンネーミングしかり、ファン男性の「推しでいてくれてありがとう」という言葉しかり、自分に幸福感や生きがいを与えてくださる推しを尊び崇める対象として表現しているところに、残酷だけれど実にリアルなファン心理が表現されている感があります。


画像出展:「推せる自分で会いに行こう。」特設サイト https://brand.finetoday.com/jp/oseru-jibun/
たとえば神社に参拝にいくとき。身だしなみや服装を整え、手水で身と心を清め、境内でも恭しく振る舞います。推しのイベントに赴くときの心持ちは、そんな参拝に近いものであると思います。とにかく推しに対して失礼のないように、お肌をケアし、髪を整え、香りも清潔に。そんな“参拝”準備をサポートしてくれるメーカーとしてのアピールがうまくできている施策だと思います。

そんな身だしなみを頑張ったって推しと何かあるわけでもなかろうに…と言われると、彼らはきっとムキになって「そんなつもりじゃない!!」と反論してくると思います。が、本当にそんなキモチが微塵もないか?というと、実際のところは、...
